おいしい山日記

東京在住、20代OL女子の登山と山ごはんの記録。関東〜上信越の山々を中心にデジタルカメラとフィルムカメラで山行の記録をお届けします。

白馬鑓温泉小屋

徒歩でしか行けない山の温泉、白馬鑓温泉に行ってきました!

標高2100m地点での露天風呂。

温泉に浸かりながら見る朝焼けは最高でした。

 

猿倉〜白馬鑓温泉までのレポート、前回の記事はこちらです。

2017/9/25-28 白馬三山縦走 day1 - おいしい山日記

 

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猿倉の駐車場から標準コースタイムで5時間、

標高差は850mの行程です。

小屋泊まりとはいえ、2泊分の荷物と食材を持っての登りは結構辛くて、

到着するころには疲労困憊、汗だくです。

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こちらが白馬鑓温泉小屋の建物。

山に沿うようにして建てられている、この立地はすごいー!

 

■建物: Accomodations 

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グリーンシーズンのみの営業で、冬期はまるごと取り壊してしまうようです。

ベニヤ・トタン作りの簡素な建物ですが、建物内は広く、清潔感は十分あります。

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手前の建物がお手洗いです。

食堂、宿泊棟から少し階段を下りたところにあります。

 

■露天風呂: Public open bath

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露天風呂!

こちらは19時〜20時の時間を除き、終日混浴です。

偶然この時は人がいませんが、夕食前後は常に人がいるほど人気です。

みんなこれを目当てで来てますからね、当たり前です。

わたしも外湯2回、内湯2回ほど入りました。

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目前には山と白馬村

(ガスってますが・・・)

こんな景色を見ながら温泉に入れるなんて、本当に最高ですーーー!

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真下がテン場(登山道)になっていて、温泉が丸見えですが、

みんな気にせず入ってました。

女性も、水着着用でのんびり。

売店で購入したビールを飲んでゆるゆるした夕刻を過ごすグループもいました。

夕方、夜、朝と景色が違うので沢山入りにきてしまいますね。

外は寒いけど、お湯に浸かっていると寒くない。・・・ずっと居れます。

 

■食事: Food

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夕食は甘めのハヤシライスです。

こちらはお代わり自由でうれしいですねー。

メンチカツとカキフライ、お味噌汁と缶詰フルーツが付きます。

正直あんまり期待していなかったのですが、

お米がしっかりおいしく炊けていてありがたかったです。

ちなみに、自炊室はなかったので外みたいです。

寒すぎて湯上がり後にはつらい・・・。

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朝食はワンプレートおかずとごはん、お味噌汁。

白馬館グループのかっこいい海苔付き。

おかずは至ってふつうですが、お米がおいしい。

いつものごはんが山の上でも食べられるということ、それはすごいことです。

 

■景色: Day and night

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夕食が終わって、部屋でだらだらしてから外に出ると、

裏の山際に三日月が出てました。

まだほんのり明るいです。

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満天の星空!

夜、足湯をしながら空を見上げると天の川が見えました。

常連客のおじさんが星空解説をしてくれて、楽しい夜を過ごしました。

こんな星空見たことない、てくらいのすごい星の数でした。

星空写真をもっときれいに撮れるようになりたいー!

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小屋と温泉を背にして目前には、

火打妙高雨飾山黒姫山などなど新潟方面の山々。

写真に撮るとより明るく見えるので、輪郭がはっきり。

画面中央の星の集合体は「すばる(プレアデス星団)」という星団。

 

肉眼でふつう見えるのは6個ですが、眼が良い人なら7個見えるので、

眼の良さをはかる星として有名らしいです。

spaceinfo.jaxa.jp

 

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翌朝、朝焼けを温泉で待ちます。

この時、6:02であたりはもう、ほの明るいです。

じわじわと昇ってくる太陽!

こちらは、デジタルカメラ(Canon G16)で撮影しました。

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こちらは、フィルムカメラ(Rollei 35)にて撮影しました。

太陽のキラーンが素敵。

ほぼ同じ時間でも、ピクセルと粒子だとこうも色の出方が違うなんて面白いですね。

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あたりがうすピンク色になって来ました。

すこーしガスがかかっていますが、いい天気になりそう。

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以上、温泉から日の出のシーンをお届けしました。

桶と手ぬぐいが良い逆光。

 

今回お世話になった山小屋はこちら。

www.hakuba-sanso.co.jp

 

次回は、白馬三山縦走2日目をお届けしますー。

2017/9/25-28 白馬三山縦走 day1

長期のお休みが取れたので、白馬三山の縦走へ行ってきました!

初日は白馬鑓温泉までの行程。

温泉でゆっくり一泊しました。

 

<コースタイム>

9月25日

猿倉(10:25)→鑓温泉小屋(15:00)

 

9月26日

鑓温泉小屋→鑓ケ岳→杓子岳→白馬山荘→白馬岳

 

9月27日

白馬山荘→頂上宿舎→葱平→白馬尻小屋→猿倉

 

 

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猿倉に車を停めて出発。

こちらに登山届け提出ボックス、トイレ、売店などがあります。

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20分程歩くと、車道に出ます。

看板のワンポイントこまくさ(?)がかわいいです。

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白馬尻(雪渓コース)との分岐に出ます。

温泉が目当てなので、ゆっくり鑓温泉に向かいます。

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こんな小石が転がる道を進んでいきます。

今のところ眺望はなく、ただひたすらに歩くのみ。

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かわいいきのこが生えてました。

うそみたいなきのこです。

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今回はおやつが豪華ですよー。

下諏訪のお菓子屋さん「ミズキ菓子店」で前日に購入した「あんこパイ」。

あんこは甘くておいしいし、パイでカロリーもゲット。とてもいいです。

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トリカブトぽい植物が咲いていました。

ハッとする色。

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景色が開けてきました!

天気がよいです。黄色系の紅葉しています。

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細かい花火みたいなお花。

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ねぎの花みたいなお花。

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水が透き通っていてきれい!

途中に飲めるような水場はないですが、水が沢山湧き出ていました。

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おやつタイム!

時間がお昼で微妙なので、お昼を食べずにちょこちょこおやつを食べてました。

「信州発」牛乳パン。甘くてふわふわ、よくつぶれずに持って来れました。

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白馬村あたりの景色も見えます。

ちょっと雲行きがあやしいです。

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どかんと開けました。

水が流れているところ、雪が残っているところ、砂があるところ、そして緑がきれいです。

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あの細い道を通っていきます。

見えてるのに遠いのですこれが。

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雪渓ののこり。

自然のものとは思えない形をしてます。

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雪と緑と黄色いお花。

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♨︎まであと20分。

しかしここからが遠かった・・・(足がパンパンで)

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岩がごろごろした小さい沢をわたります。

落石注意の看板がありました。

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きいろいお花畑。
いやされます・・・

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ミヤマキンポウゲ。 

シナノキンバイに似ていますが、比べると小振りです。

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クルマユリ

はっぱがぐるっと放射線状に、クルマの車輪みたいについているのが「クルマユリ」、

はっぱが交互についていて、ムカゴがついているのが「オニユリ」、

ムカゴがないのが「コオニユリ」だそうです。

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白馬鑓温泉小屋に到着しました〜

小屋が見えてから、随分遠く感じてへろへろです。

 

温泉と小屋のレポートは次回に〜!

まだまだつづきます。

2017/8/13-14 金峰山 day2

金峰山小屋で一泊したあと、五丈岩を通って下山します。

1日目よりは天気がよく、フィルムカメラでの撮影もたくさんできました!

 

前回の記事はこちらですー。

yamafood.hatenablog.jp

 

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山小屋の前から、一瞬ガスが取れて見えました。

手前が瑞牆山、奥が八ヶ岳です。 

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この日は日の出が見れなかったので、早朝の散歩。

大きい岩の上にケルン。

(調整不足で色味が黄色いです・・・) 

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結構ガスっていて、お天気が心配な2日目・・・

 

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山小屋に戻って朝ごはんです。

圧力鍋で炊いた中華粥といろいろおかず。

おかわり自由がうれしい!たくさん食べました。

 

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おなかいっぱいになって、出発です。

山小屋から山頂までは、登り20分。

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みるみるこんな高さまで。

さっきまでいた山小屋と、瑞牆山八ヶ岳

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しばらく登りつめていくと、こんな分岐が現れます。

山小屋で「山頂に行ってから五丈岩に回れるよ」と情報を聞いていたので、

まずは山頂から!

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金峰山ゲットです!

あいにくのガスりで背景がしろーいですが、よーく目を凝らすと見えます。

八ヶ岳

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山頂にあった、小屋のめじるしがなんだかかわいくて、相棒のシューズと。

登山靴はゴローのブーティエルを愛用しています。

馴染んできてすごく歩きやすい。

次回記事にします!

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山頂からすこし下って、五丈岩さん。

こちらも白バックになってますが、スンとした佇まいがかっこいいですね。

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すこし引きで。

鳥居もあって、スピリチュアルな雰囲気が出てます。

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近づいてみました。

鳥居をくぐって、この岩には登れますが、登らないでおきました。

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振り返ると、こんな感じでゆるやかな岩の丘です。

この上が、金峰山山頂です。

大きい岩がごろごろなので、ちょっと歩きづらいですが、怖さはないです。

左側から、瑞牆山荘へ下山していきます。

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実は、こんなにピークを越えていくのです。

げげっと思いますが、それほど斜度はないので、歩いてみるとゆるゆる行けます。

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またまた来た道を振り返って。五丈岩方面です。 

逆光もつぶれず、いい感じに写ってますー!

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下を見下ろして。

朝の空気と光がきもちいい。

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最後にもう一度振り返ります。

ほんの少しだけ青空が見えてきています。

天気はあんまりよくなかったけど、人も少なくて気持ちいい山でした。

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来た道を通って、大日小屋・富士見平まで一気に下ります。

緑がきれいに写ってますね。

 

このあとは、小淵沢でごはんを食べて、温泉に入って帰りましたー。

下山後のおたのしみは、次の記事でご紹介します!

 

Rollei 35撮影した写真は、こちらのアルバムからまとめて見ることができるので、

よかったら見てみてくださいね。

 

Mt.Kimpu | Flickr

2017/8/13-14 金峰山 day1

どの山も混雑するお盆の時期、

「奥秩父は穴場だよー」との情報を得て、山小屋で1泊のんびりしてきましたー。

 (今回からフィルムカメラのRollei35 デビューです!)

 

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<コースタイム>

8月13日

瑞牆山荘(11:30)→富士見平(12:55)→大日小屋(13:30)→金峰山小屋(16:00)

8月14日

金峰山小屋(7:10)→金峰山(7:30~8:00)→大日小屋(10:40)→富士見平(12:00)→瑞牆山荘(12:50)

あんまりいい天気でなかった今年のお盆連休。

本当は八ヶ岳に行く予定でしたが、

混雑と天気を考慮して、予定変更して金峰山へ行ってきました。

 

小淵沢に前泊して、朝起きてみると曇り。

登山口の瑞牆山荘まで行ってみると、雨が降ってました。。。

 

車で待機し、様子を見ながら、雨脚が弱くなったところで、出発したのが11時半!

周辺の山もあまり天気がよくないし、せっかく山小屋を予約していたので行けるところまで行こうということで、

コースタイム通りに行けば、16時までには山小屋に着く計算でした。

 

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大日岩のところでは、青空が見えていましたー!

ここまでの道のり、まあまあキツいし、途中雨に降られながらだったので、

行きは写真がないです・・・

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ここでようやくフィルムカメラを取り出し、休憩。

おなかすいたので、おはぎを食べました。

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霧雨でホワイトアウトしそうになったり、

稜線に出てから土砂降りになったり、ちょっとあぶなかった一瞬も。

あともう少しで山小屋だったので、ずんずん進んでいきました。

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無事、到着ー!

びしょ濡れではらぺこです。

※こちらの山小屋は、予約制です。

下記ウェブサイトから予約しましょう。

金峰山小屋

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早速着替えて、フリードリンクの昆布茶とコーヒーをいただきました。

1階に、カーテンで仕切られた着替えスペースがあるので助かります。

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天井で、濡れた衣服を乾かせます。

なんか楽しくて、そしてありがたい!

(が、湿気がすごかったらしく、翌朝確認したらあまり乾いていなかったです・・・)

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本棚から楽しそうな本を見つけて、ぼんやり本を読んだり〜

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おいしい匂いがただよってくるのを、ながめたり〜

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期待しまくりの夕食は、カフェ風ワンプレートごはん!

白ワイン付き、デザートにスイカまで!!!

じゅうじゅう焼かれたチキンソテーに、クルミ入りキャロットラペまで、

本当においしかったです。

このごはん、街レベルでおいしいです。

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食後はだらだらと久しぶりのオセロをしたり。(大敗)

奥にちょっと写っていますが、

あたたかいお茶・コーヒー・昆布茶・紅茶は飲み放題でいただけます。

イカップがあるとよいですねー。

利尿を促して、高山病を防ぐ役割もあるとか。助かります!

 

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ランプがきれい。

おやすみなさい!

 

 

長くなったので、つぎにつづきます。

 

つづきはこちら!

yamafood.hatenablog.jp

 

 

Rollei35 35mm フィルムカメラ

 

新しいカメラを買いました!

 

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最近の山記録を更新できてませんが...

山行を充実させるため、ローライ35を購入しましたー!

 

35mmフィルムのマニュアル式カメラです。 

街でも山でもたくさん撮っていきたいと思います!

 

いままで愛用していた、コンパクトデジタルカメラの「キヤノン G16」と併用していきたいです。

デジタルは便利ですが、やっぱりフィルムはいい味がでますね。

 

先日の金峰山での写真が現像できたので、追ってご紹介したいと思ってます。

おたのしみにー!